yutaの中国紀行

中国の楽しみ方!

古き良き時代の旧道。

今日は朝から会社の運転手と一緒。
日本語で呼んでくれと言うので、孫ちゃんと呼んでます。
私が来た当初、中国の仕事始めた時から働いてくれてます。
当時は、中国語が分らず、身振り手振りで会話してた事を思い出します(^^)


午前中、外注さんの仕事が終わり、運転手が家が近いから昼食食べて行けと言うのでご馳走に。


干しアワビの冷麺。
今日は暑かったのでnice、アワビの出汁がかなり効いたタレで絶妙な味でした。
お母さん、ごちそうさまでした。


干したアワビ、中国では生のものより味が良くなるので珍重されます。


以前も何度かお呼ばれしたことがありますが毎回、「いただきます」と「ご馳走様でした」を日本人はみんな言うのかと聞かれます。


毎度、作った人への感謝と美味しかったの意味ッス、と説明(*_*)


中国では言わないので珍しいんだと思います。
敢えて同じような言葉と言えば、「我先吃了」(先にいただきます)かな。
こちらでの家族や親戚、大勢の食事などではお年寄りが上座、その人が先に口を付けるのが一般的です。
お年寄りを敬う心からきているんでしょうね(^^)
ただ、家での普通の食事は関係ないですよ。。


ところでこの孫ちゃん、家は昔から無錫の太湖に繋がる運河沿いの南长街(観光地)で商売をしています。
とは言え旧道なので昔は栄えていたみたいですが今は新道が出来てそちらがメイン。


今日、孫ちゃんちまで少し歩いたので、ご紹介します。


無錫南禅寺にほど近い所にあり、近くには日航ホテルもあります。
運河に囲まれて外国人もメイン通りにはかなりいます。
入口。


メインストリートは観光向けに整備、若者向けに作られてあり外国の料理やbar、ホテルなどもあります。
今はコロナで人通りは疎らですが、普通は観光客で賑わってます。
その中を観光用の観光車が走るのでビミョー…
店の外観は古い感じですが中は近代的なところが殆ど(はっきり言って作り物)

中国版昔の駄菓子屋なんかもあります。


運河、奥のビル群がバエますわな。。
運河を隔て新道、旧道が分かれてます。
旧道側は道が細いのと安いのとで今もこの運河から船で食材やらを運んでもらってるのだそうですよ。


アーチ状の橋が殆どですが船を通すため。


ここからが孫ちゃんちがある旧道。
道がかなり狭いですが、これぞ古き良き無錫(无锡)です!
今は人通りも少ないですが、昔はかなりの人で賑わっていたそうな。


孫ちゃんちがある路地。
私的には情緒があっていい!


この古さ、修理しながらのホンマモンです。


瓦を敷き詰めた通りも当時のままとおばぁちゃんが言ってました。
石畳も凸凹で歩きにくいのが実にいい!


家の近くの無錫名物、泥人形屋さん。


ひっそりとたたずんで情緒があります。
お店も今は、かなり営業してましたが、旧道はお客さんが居ませんでした。


やはり中国に観光に来るんであれば、華やかなところより、こういうところを見ないと面白くないと思います。


以前、某大手自動車メーカーの家族の方4人が観光で来られた時、案内したことがありますが、気を使い、中国料理が口に召さん!は困るので日本料理を予定、一般の観光地を案内しました。


が、言われたのが「これぞ昔の中国と言う食事や一般家庭料理と町が見たいです」と言われたことがあります。


ツーやなぁ。。。
なるほど、中国に来てまで日本食食べたかないし、ネオンガンガンの街並みは見たかないわな…


でっ、連れて行ったのが孫ちゃんの店でした。


南长街の旧道と運河、夜は提灯の明かりと店先の明かりのみで、ビックリされてました。


無理言って家庭料理を作ってもらい、店の古さと家族の人柄が相まって感動されてました。


その方たち、おばぁちゃんにお礼にと置いていったのが、私にくれるはず?の白い恋人と鮎最中と味噌カツ饅頭でした(^^;




明日から週末三連休ですが、嫁さんと山登りです。
いや、オレエエわ!なんですけどね…